講演会

壊してはいけない日本国憲法

〜 今こそ凝視、この国の行方 〜

 世界平和アピール七人委員会 in 鎌倉

壊してはいけない日本国憲法 ー 今こそ凝視、この国の行方 ー

72年間、戦争でただの1人も殺さず、殺されなかった日本。 日本国憲法により、戦争の当事者になることがなかった日本。 しかし、安倍政権は、特定秘密保護法、安保法、「共謀罪」法と、「戦争ができる国造り」に向けて矢継ぎ早に法案を可決させ、いよいよ「憲法改正」というゴールに向けて、急ぎ歩を進めている。 今まさに壊されようとしている日本国憲法。 その憲法を、もう一度見つめ直し、これからの日本の平和、民主主義、基本的人権の行方について、私たちの暮らしに照らし合わせながら考えたい。

講演者

世界平和アピール七人委員会 /Committee of Seven to Appeal for World Peace
世界平和アピール七人委員会は、1955年、人道主義と平和主義に立って設立。湯川秀樹、平塚らいてう、川端康成など、時代を代表する学者、文化人が参加の下、核兵器禁止、紛争の非軍事的解決等を国内外にアピールしてきた。日本が民主主義国家としての危機にある現在は、4月に「テロ等準備罪に反対する」、6月に「国会が死にかけている」という声明文を発表している。

大石芳野

おおいし・よしの

写真家。1943年東京生まれ。 フリーランスとして40年余りドキュメンタリー写真を撮り続けている。日本大学客員教授。写真集に『夜と霧は今』『沖縄に活きる』、『子ども 戦世のなかで』、『福島FUKUSHIMA土と生きる 』 、『 戦争は終わっても終わらない 』他 多数 、著書に『 沖縄若夏の記憶』他。

小沼通二

こぬま・みちじ

専門は物理学(素粒子理論)。1931年東京生まれ。現在、慶應義塾大学名誉教授、素粒子奨学会会長など。日本学術会議原子核特別委員会委員長、日本物理学会会長、アジア太平洋物理学会連合会長、ノーベ ル平和賞を受賞したパグウォッシュ会議の評議員などを歴任。
 
 

髙村

たかむら・かおる

作家。1953年大阪市生まれ。ミステリー小説でデビューした後に純文学に転向し、随筆、社会時評も手がける 。『 リヴィエラを撃て』、『マークスの山』、『レディ・ジョーカー』、『晴子情歌』『太陽を曳く馬』、『土の記』、『作家的時評集 』 、『 閑人生生 』など多数 。
 
 

島薗

しまぞの・すすむ

専門は宗教学。1948年東京生れ。上智大学大学院実践宗教学研究科委員長・教授、同グリーフケア研究所所長 、同モニュメンタニポニカ所長。東京大学名誉教授。大正大学客員教授。日本宗教学会元会長。宗教理論の研究 、 日本宗教史の研究 、死生学 、公共哲学 、生命 倫理などを研究領域とする。

池内

いけうち・さとる

専門は宇宙論・宇宙物理学、科学と社会。1944年兵庫県姫路市生まれ 。名古屋大学名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。北海道大学、国立天文台、大阪大学などを歴任。現在は科学と社会の関わりについて教育・評論活動に従事し、「新しい博物学」を提唱。2016年より九条の会世話人。

武者小路 公秀

むしゃこうじ・きんひで

専門は国際政治学。1929年ベルギー生まれ 。大阪経済法科大学アジア太平洋 研究センター特任教授。元国連大学プログラム担当副学長、前大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長、前大阪国際平和センター(ピース大阪)会長、
前日本人間の安全保障学会会長。

池辺 晋一郎

いけべしんいちろう

作曲家。1943年水戸生。東京音大客員教 授 、横浜市文化振興財団横浜みなと みらいホール、オペラシティなどの館長、監督。交響曲のほか「影武者」、楢山節考」、「未来少年コナン」などオペラ、映画、TVの作曲、音楽監修も多い。演劇音楽約470本。

内橋克人 (鎌倉・九条の会呼びかけ人)

うちはし・かつと

1932年神戸市生まれ。新聞記者を経て経済評論家。1990年代半ばから市場原理至上主義、新自由主義的改革に対して警鐘を鳴らし、活発な発言 •執筆活動を続ける。鎌倉・九条の会呼びかけ人、2016年より九条の会世話人。

開催概要

 

日時:

2017年11月16日(木)

午後2時~6時(開場午後1時半)

場所:

鎌倉芸術館小ホール(大船駅徒歩約10分)

入場券:

999円 (20才以下無料)

(全席自由)


鎌倉・九条の会ニュース 23号に詳しく掲載
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